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AIGグループ、自閉症啓発に取り組む意義とは

オルタナSに2016年4月14日に掲載された記事をそのまま掲載しています。

保険事業を展開するAIGグループ(AIGジャパン・ホールディングス、AIU損害保険、富士火災海上保険、アメリカンホーム医療・損害保険、AIG富士生命保険など)は2013年から社内外での自閉症啓発に取り組んできた。世界自閉症啓発デー(4月2日)に合わせて、建物をブルーにライトアップするキャンペーンに参加したり、社内セミナーを開いたりして、多様性とその受容の大切さの理解を促進している。同社が自閉症啓発に取り組む意義とは何か。(オルタナS副編集長=池田 真隆)(PR)

今年は富士火災大阪本社ビルもブルーにライトアップ

今年は富士火災大阪本社ビルもブルーにライトアップ

沖縄の活動には社員の家族も参加

沖縄の活動には社員の家族も参加

同社が自閉症啓発への取り組みを始めて、今年で4年目。毎年、4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせたキャンペーンに協力し、オフィスビルをブルーにライトアップしたり、社内セミナーや啓発イベントへの参加を呼び掛けたりしてきた。社員が青いものを身に付けて出社するというユニークな取り組みも行っている。

自閉症啓発に建物を青く照らす理由は、当事者の彼/彼女らを勇気づける意味がある。青い光は、当事者にとっても見やすく、かつ、記憶に残りやすい。街中が青くなればなるほど、自閉症への理解が浸透していることを意味する。

同社はグローバル企業として、多様な視点を重視してきた。多様な人材が働きやすい環境を整えることで、顧客への理解を深め、リスクの低減につながると考えている。

今年は、自閉症や発達障がいへの理解を促す啓発チラシ(PDF)を作成し、全従業員1万5千人に配布した。こうした啓発活動の成果で、今年は約130人の社員と社員家族がボランティアとして全国の啓発イベントに参加した。長崎や沖縄で開催された社内セミナーには、約150人が参加し、社員が青いものを身につけて出社する取り組みに関しては、千人以上の参加報告が寄せられた。

社員はこうした取り組みに参加して何を得たのか。各地のボランティアリーダーに取り組む意義を聞いた。

AIGグループのオフィスが入るタワートリプルワン(富山)はブルーにライトアップ
AIGグループのオフィスが入るタワートリプルワン(富山)はブルーにライトアップ
大阪のボランティアリーダー高垣さん
大阪のボランティアリーダー高垣さん

■「何かしらの役に」

大阪のボランティア活動をまとめたのは高垣喜久次さん。高垣さんは転勤で大阪に着任してから、関西の自閉症啓発イベントにボランティアとして参加するようになった。今年は、合計3日間活動に参加した。昨年に続き、神戸三宮と大阪通天閣の啓発イベントの手伝いなどを行ったという。

「今年はオフィスがある富士火災大阪本社ビルのライトアップもあり、道行く方々への啓発活動にも参加した。ボランティアに参加することで、自閉症啓発に『何かしらのお役に立てている』という思いが私のやりがい」(高垣さん)

大阪での活動の様子

大阪での活動の様子

沖縄のボランティアリーダー岩峅さん
沖縄のボランティアリーダー岩峅さん

沖縄のボランティア活動をリードしたのは岩峅久美子さん。岩峅さんは2013年から活動に参加してきた。3年前は、沖縄にブルーにライトアップしたモニュメントはなく、社員向けのセミナーを開くだけだった。
しかし、昨年からNPOなどと実行委員会を立ち上げて、沖縄のモニュメントをブルーにライトアップし、啓発イベントも開いた。今年も、社内セミナーとブルーのライトアップ、啓発イベントを開いた。


岩峅さんは、「障がいへの理解は、他者への理解へとつながり、本業である保険業にも活かされている」と言う。「積極的に社会との関わりを持ち、障がいを持っている人を排除しない社会をつくるために、できることをしていきたい」(岩峅さん)。

沖縄での活動を終えて集合写真

沖縄での活動を終えて集合写真

長崎のボランティアリーダー田井益加さんは、「自閉症の方と交流することで、より理解を深めたい」という一心で活動を続ける。
長崎では社内で有志を募り、そのメンバーを中心に、社内向けポスターの作成や啓発セミナー、自閉症に関するメッセージを社内で募集した。自閉症の当事者が描いたイラストを元に、缶バッジを制作し、イベントに参加した社員に配布した。


4月2日の自閉症啓発団体のイベントでは、社員ボランティアがリーフレットの配布やワークショップの手伝いなどを行った。「自治体や団体、企業が一体となって啓発活動を進めることが、より良い社会環境やコミュニティを築けるカギ」(田井さん)。

長崎のボランティアリーダー田井さん
長崎のボランティアリーダー田井さん
長崎では横断幕を作成

長崎では横断幕を作成

長崎で配布された缶バッジ

長崎で配布された缶バッジ

このほか、富山や札幌、東京での啓発イベントにも社員ボランティアが参加した。参加した社員たちは日常業務では得がたい経験をし、社会を良くしていくために自らができることは何かを、考え始めている。

*下記の写真は右から、東京、札幌、富山での活動の様子

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AIGジャパン、社員1万5千人へ自閉症啓発 今年で4年目

オルタナSに2016年3月25日に掲載された記事をそのまま掲載しています。

4月2日は、自閉症についての理解を広めるため、国連で定められた「世界自閉症啓発デー」です。グローバル企業として世界でビジネスを展開しているAIGは、社員やビジネスパートナーからもたらされる多様な視点を大切にしています。その一環として、AIGジャパングループ(AIGジャパン・ホールディングス株式会社、AIU損害保険株式会社、富士火災海上保険株式会社、アメリカンホーム医療・損害保険株式会社、AIG富士生命保険株式会社など)は、2013年から社内外での自閉症や発達障がいの啓発活動に取り組みはじめ、今年で4年目となります。社員が青いものを身に付けて出社する取り組みや、全国の啓発イベントへのボランティア参加などを通じて、年々、自閉症や発達障がいへの理解を深めています。(辻 陽一郎)

4月2日は、街中が「青」に染まる

ボランティアでキャンドルを配布する社員

世界自閉症啓発デー(4月2日)に合わせて全国各地で行われる東京タワーなどのランドマークを青くライトアップする「ライト・イット・アップ・ブルー Japan」(主催:NPO法人あっとオーティズム)にも、オフィスビルのライトアップなどを通じ、2014年から協力しています。

■AIGジャパンの昨年の活動

活動3年目となった昨年の「世界自閉症啓発デー」では、有志の社員が東京、大阪、沖縄、札幌など全国6拠点で青くライトアップされたモニュメントの近くで、ブルーのキャンドルや啓発冊子を配布するボランティアを行いました。また、社員が「世界自閉症啓発デー」に青いものを身につけて出社する取り組みには、全国110以上の拠点から、社員約1,400人が参加しました。

■知っておきたい、自閉症・発達障がいの基礎知識

AIU損害保険株式会社の山岡修 常勤監査役は、日本発達障がいネットワークの元代表であり、現在はAIGジャパンのダイバーシティカウンシルという組織の障がい者雇用促進ワーキンググループのリーダーを務めています。

山岡監査役に、自閉症・発達障がいについて聞きました。

 

「自閉症(アスペルガー症候群を含む広汎性発達障がい)とは、コミュニケーションをとることや対人関係を築くことに困難を持つ障がいのことです。たとえば、目線を合わせようとしなかったり、場面に合った言葉を選ぶことができなかったり、ひとつの物事に極端なこだわりを見せたりする特徴があります。

 

自閉症に加え、学習障がい(LD)や注意欠陥多動性障がい(AD/HD)などの発達障がいの可能性のある子どもが、小中学校の通常学級で16人に1人程度在籍しているという調査結果もあります(2012年文部科学省調査)」

AIU損害保険の山岡常勤監査役

■私たち一人ひとりができる配慮とは?

このように、非常に身近な存在である自閉症を持つ人に対して、私たちはその特徴を理解し、一人ひとりの個性に合わせて配慮することが大切です。

たとえば、次のようなことを行うことができるでしょう。

 

  • できたことを褒める/できないことを叱らない
  • 安心できる環境を整える
  • 視覚的な情報を提示して説明する
  • 善悪やルールをはっきりと教える
  • 説明や指示は短い文で、順を追って具体的に
  • 発達障がいの人(子ども)を温かく見守る
    (政府広報オンラインより一部引用)

■AIGジャパンの今年の取り組みは?

AIGでは全国各地にあるコールセンターや事務センターなどの大規模拠点でも積極的に自閉症啓発に取り組んできました。富山では3年連続でオフィスビルをライトアップし、沖縄では昨年に引き続き観覧車などのライトアップやイベントを地域の団体などと連携して実施します。今年はさらに、大阪にある富士火災本社ビルをライトアップすることを決定した他、長崎でも地域の団体と共同でイベントを運営する予定です。

 

また、今年は初めての取り組みとして、契約社員や派遣社員を含む全社員約1万5千人に、AIGジャパンが身近な例も入れて独自に作成した啓発チラシ(PDF)を配布して、理解を促進します。また、自閉症の当事者が描いたイラストを元にしたデザインの缶バッジを制作し、全国各地のイベントに参加する社員ボランティアや社内セミナーの参加者に配布します。

 




長崎で配布する缶バッジ、絵は自閉症の当事者が描いた

長崎で配布する缶バッジ、絵は自閉症の当事者が描いた

AIGグループのオフィスが入るタワートリプルワン(富山)

AIGジャパン・ホールディングス株式会社 広報部CSRマネージャーの只友真理さんは、「青いものを身に付けて出社するという取り組みに、最初はなんとなく参加していた社員が多かったと思いますが、活動も4年目になり、社員の自閉症に対する関心が高まってきました。AIGジャパンで働く障がいのある社員が、周囲の理解を得て戦力化する事例も出てきました」と、取り組みの成果を話しました。「私たちにできることは、まず知ること、そして支援の気持ちを示すこと。そして、チラシを読んだり、ボランティアに参加したりすることです」。

 

AIGジャパンは、社内外での様々な取り組みを継続的に実施することで、多様性のある社会の実現に寄与しています。

AIGジャパン・ホールディングス株式会社 広報部CSRマネージャーの只友さん